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[Vol.3] シードVCの投資基準~創業期のスタートアップ・起業検討者がVCから資金調達をするには~

※この記事はSamurai Incubateが管理するMediumで配信したものをバックナンバーとして転載しております

【2020年3月5日 オンラインイベントレポート】
Vol1・Vol.2に続いて、先日実施したシードVCの方々が集まって投資基準に関する話に華を咲かせたオンラインイベントの様子をお届けします。
今回のVol.3で最後です!

たくさんのVCに相談した方がいいのか?

佐藤)キャッシュアウトは会社の命に直結する問題なので、余裕を持って、キャッシュアウト時期より何ヶ月も前から可能性のあるVCはできるだけ話した方がいいと思います。

VCとアポを取る際に気をつけた方がいいことは?

冨田)たくさんのVCとアポがありますと言ったほうがいいのか、御社に投資してもらいたいですと一点突破で行った方がいいのかそうゆう点気をつけるべきことはありますか?

坪田)正直な方がいいと思いますけどね。

冨田)VCも繋がっているので、「色んな投資家回っています」と言っていた企業が実はうちだけにしか来ていなかったなどあったら気まずいですよね。

萩谷)起業家と投資家は相性が大切なので、選り好みしないでどういう人が自分と合うかは会うまでわからないのでたくさん会うべきだと思います。その上でもらったアドバイスを生かすも生かさないも都度判断すればいいと思います。一つ気をつけた方がいいのは競合に投資しているところは行かない方がいいと思います。そこは事前にポートフォリオを会社のサイトなどで確認した方がいいと思います。

坪田)また、会う段階によって見せる資料も分けた方がいいと思います。本当に最初のアポを取るお問い合わせの段階では簡単な資料で、実際にアポが取れて会えるとなったらもう少ししっかりした資料を持って行くなどの工夫とか。ありがたいことにお問い合わせをたくさん頂いていて予定は埋まっている場合が多いので、候補日は2,3日頂けると助かると思います。たまに「候補ください」と言われますが、いくつかの企業に同じことを言われると気づいたら埋まってしまっていたということも多々あります。
営業と似てますね。「VCとのアポの取り方」より「営業のアポの取り方」とした方がいいかもしれませんね。

冨田)営業が得意な人に相談してもいいかもですね。他に気をつけるべきことはありますか?自分たちの経験から「これはキツかったな」というのはありましたか?これはやって欲しくない?だとか。

坪田)初回の面談後に「次までにどこをクリアにしたら話を進められるか」等を聞いてきてくれる起業家さんとは話が進めやすいですね。

萩谷)個人的には、会社のHPでお問い合わせするよりキャピタリストに直接メッセージした方が返信率高いですよね。会社のHPにくると「誰がこれみようか?」となって少し様子見になってしまうんですよね。なのでバイネームでTwitterとかのDMで送られてきた方がやりやすいですね。その方がその人の情報も見れますし。

チーム作りの際、キャッシュが限られているのでエクイティを分配するケースがあると思いますが、代表以外のメンバーには1%未満を譲渡するケースが多いと思います。しかし、資金調達前では1%程度を渡してもそれで夢を持ってもらうのは難しいと感じています。このように感じている人は多いのでしょうか?また、どうしたらいいでしょうか?

萩谷)主観ですが、1%という数字に囚われる必要はないと思います、資本政策に正解はないので、事業成功に必要なメンバーだと思ったら1%に限らず数%や数十%をあげてもいいと思います。ただ、株はあげるのは簡単ですが買い戻すのは大変なので、しっかり創業者間株主契約は結んでおいた方がいいと思います。

冨田)買い戻し条項はつけた方がいいですよね。後から取り返しがつく方向でコンセンサスを持って譲渡して欲しいと思います。

経済状況によって資金調達の難度が変わると思いますが、コロナウィルス含めこの先のみ通しはどうなりますか?

白川)DeNAさんと起業家プログラムをやっている中で、起業家さんによっては経済状況に敏感な方は多いのですが、結局良い会社は伸びるので、状況によって事業をやらないというのは腹が決まってないということだと思うので、経済云々より自分に問いかけた方がいいと思います。
私はリーマンショック時代に営業をしていた頃、ブランド広告は確かに目減りしたがリスティング広告などは変わらずに発注はありました。必要でないサービスは確かに淘汰されるので「自分のサービスは本当に必要なサービスなのか」ということを自分に問いかけることが重要だと思います。

佐藤)逆に、昔USのVCが出していた記事で不景気の方がいいスタートアップが生まれているという報告もありました。競争が減り、人の採用が幾分簡単になったり、広告等コストも少し減ったりといいスタートアップにとってはネガティブなことばかりではないです。いずれにしても粛々とリーンにやるべきことをやるに尽きるかなと思います。

坪田)相対的に希少価値も上がりますしね。

冨田)実際に日本でもリーマンショックや東日本大震災前後にできた会社がようやくここ数年で花開いてきてる印象です。ただそれは後になってみないとわからないので、マクロ環境を気にしすぎることはよくないと思います。

投資を受けた後に、キャピタリストとビジョンや事業の伸ばし方が食い違った場合どうしたらいいですか?

萩谷)それは、よくあることです。しかし、最終的には経営者が決めるべきだと思います。ただ信頼関係は大事にして腹を割って話して、お互いにウィンウィンな関係をキープできたらいいと思います。

政策金融公庫から融資を受けていて、そのキャッシュが目減りしていたらVCにとっては投資判断にネガティブな印象は与えますか?

白川)なりません。

冨田)ファンドのお金が減るわけではないのでネガティブなことはそこまでありません。

個人的にこれからこの領域で事業をする人と会いたいなどはありますか?

坪田)最初は小さくてもいいので、グローバル展開できる事業がいいです。

萩谷)セキュリティ領域と音声領域に興味があります。あとは既存産業のDXに挑む方は興味あります。

佐藤)基本的にはトップダウンにトレンドから逆算するというよりは、Benchmark Capitalのパートナーの方が言っていたような”未来を見るのではなく現在の事象をクリアに見る”スタンスでボトムアップで考えていて、特定の分野というより、まだアイデアは柔らかくともそういった観察からその先を捉えられる学習能力高く情熱ある方々に支援の環境をご提供できたら嬉しいです。

白川)世の中が変わって行くところに着眼できる人。世の中の雰囲気がグッと変わった時はビジネスチャンスです。なのでリモートワーカー向けのツール等が今はいいなと思っています。

今まで投資した会社で成功した確率と失敗した確率を教えてください

白川)不安なのは倒産だと思うのですが、あまりないですね。IT系は重たい在庫を抱えることがないので、やばい時は人員を絞ればなんとかなることが多いです。ですので必要以上にリスクを感じる必要はありません、経営をちゃんとやっていれば大丈夫。

佐藤)Onlabも10年間で過去100社以上投資してきましたが、ほとんど倒産はないです。それも創業者の意思でというパターンが多いです。成功は定義にもよるのですが、Exitした率でいうと14%くらいです。

萩谷)私は70社くらいに投資していますが、うちではシードの調達以降18ヶ月以内に次のラウンドに進むことをミッションとしていますがそれでいうと84%程度成功しています。

坪田)日本、イスラエル、アフリカで投資していますが、日本では仮に当初仮説が当たらず事業が思うようにいかなくても、受託などで資金を確保して、次の事業機会を探すことが多いです。逆にイスエルでは日本よりも比較的早く会社を畳んで、新しく会社を設立して次の挑戦というパターンが多いように思います。なので、仮に失敗=倒産とするなら、日本では投資してすぐに失敗することは少ないと思います。

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(写真)長時間ありがとうございましたー!!

起業家の皆さんにメッセージ 

坪田)東京以外の地方の投資も強化したいと思っています。地方ならではの課題や意識があるので、どんどんそこを支援していきたいと思いますのでみなさんお待ちしています。また、創業前・創業初期のスタートアップを対象にした短期集中型の事業創出・資金調達プログラム、第3回「The First Movers」Hands “in” Batch Programが募集中です!(〜4/3まで)ご応募お待ちしております!

萩谷)VCはうまく利用していただければと思います。また上手くいってるところといってないところでは仮説検証のスピードが全然違うのでそこを意識することが大事だと思います。また、投資領域はあえてフォーカスせずに、全てのIT領域で「プレシードラウンド」「シードラウンド」を中心に投資をしています!シードからご出資させていただいてから、シリーズAでもフォロー投資を行なっていきます。また起業準備中の方向けに渋谷にあるインキュベーションスペースnestの貸し出しも無料で行なっております。(※審査あり)資金調達や事業の壁打ちの相談などTwitterのDM待ってます!

佐藤)我々は創業前に投資を決定したスタートアップが20~30%いますので、気軽にお問い合わせください。
また、シードアクセラレータープログラムは1年に2回、Summer Batch(7〜9月)・Winter Batch(1〜3月)を実施しています!
次期21th(7~9月)は4月中旬より募集開始です。また、Onlabへの応募または起業を考えている方を対象にOnlab事業相談会も開催中です!
アイデアの壁打ちや事業に関するご相談はこちらまで。

白川)私は2年前に独立しましたが、人生最高の意思決定だったと思います。私はやったほうがいいと思います。リスクはあまりありませんし、いい形で失敗すればより良いキャリアが待っています。起業家の友達は多い方がいいです。オフィスをタダでお貸ししているのも、コストカットよりも起業家コミュニティに入れるのがメリットだと思います。是非チャレンジしてみてください。創業前からの事業アイデアの壁打ち、資金調達の相談などTwitterでDMください!
また、登記前後の起業家の方向けにオフィス支援&起業家コミュニティの提供をしています。
3月16日締め切り→4月から入居可能ですのでぜひ!
アプリコット・ベンチャーズ、創業準備中/創業期の起業家向けの無料オフィス支援プログラム「FLAP」第8期を募集開始

冨田)スマートラウンドユーザー会をやろうと思っているので、是非みなさん来てください。また、このイベントでお伝えしましたが、資本政策は知識が必要です。初めての方にも分かるように、21ステップの『資金調達マニュアル』を公開しました。

全員)本日はありがとうございました!!

お問い合わせ

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・イスラエルやアフリカへの投資、スタートアップに興味がある
など


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