「TOSHIBA OPEN INNOVATION PROGRAM 2021」採択8社の成果発表会開催レポート
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「TOSHIBA OPEN INNOVATION PROGRAM 2021」採択8社の成果発表会開催レポート

SAMURAI INCUBATE 公式note

こんにちは!サムライインキュベートnote編集部です!

今回は9月4日に開催された東芝とサムライインキュベートのアクセラレータープログラム「TOSHIBA OPEN INNOVATION PROGRAM 2021」成果発表会の様子をお届けします。成果発表会では、2021年6月にプログラム採択された8社のスタートアップが、東芝の経営陣含めた従業員向けて、約3ヶ月間かけて取り組んできた共創プロジェクトの成果をプレゼンテーション形式で発表しました。

TOSHIBA OPEN INNOVATION PROGRAM 2021って何?

本プログラムは東芝主催のもと、当社が共創支援パートナーとして参画し、創業期を中心に支援するベンチャーキャピタルとして培ってきた0→1の事業創出・共創ノウハウを提供し、企画〜運営を担っております。昨年に引き続き「サイバーとフィジカルの融合で実世界に新たな価値を。」をメインテーマに、2021年3月に募集を開始しました。

東芝の技術・データを活用してスタートアップのビジネスを共に作り上げるため、「プライベートブロックチェーン」、「量子アルゴリズム」、「購買データ」、「東芝ラグビー部」の4つの技術提供/活用テーマを募りました。各テーマ2社ずつ、計8社を採択し、スタートアップと東芝の双方のアセットを活用した産業・社会を進化させるビジネスソリューションの創出に取り組んできました。

採択スタートアップと事業部の成果発表会開始

今回の成果発表会は、新型コロナウイルス感染症への対策として、オンライン・オフラインのハイブリッドで開催されました。東芝の広々とした会議室で行われ、現地でプレゼンテーションするスタートアップ担当者の緊張感や会場の熱気は画面越しにも伝わってきます。
それでは、各テーマごとに成果報告会の様子、参加スタートアップ8社をご紹介します。

A.技術提供テーマ「プライベートブロックチェーン」

プライベートブロックチェーンを活かした新しいサービス・オープンコミュニティの場の提供

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(1)SAMURAI Security株式会社
——— 相続DXサービスの検討

サムライセキュリティ

登壇者
     SAMURAI Security株式会社 取締役 CEO 濱川 智
事業内容
   「世界一の応援テックカンパニーとなる」ことをミッションに、応援の連鎖でスポーツビジネスを改革するスポーツテックサービス「Esporta」や、富山県を舞台に地域愛ある人々の応援の力で地域社会を活性化する地域創生プロジェクト「Yell TOYAMA」、独自暗号による機密情報保全ソリューション「SAMURAI BANK」を開発・展開。

(2)ZEROBILLBANK JAPAN株式会社
———SCMにおける付加価値サービスの検討

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登壇者
     Zerobillbank Japan 代表取締役CEO 堀口 純一
事業内容
     複数企業間での事業共創の実現のため、ブロックチェーンとスマートコントラクトをAPIとして利用可能とするプラットフォームを開発・提供。企業間での個人情報を軸にした新たな企業間データ管理プラットフォームの社会実装を目指している。特に協業における新サービス創出の際の個人情報管理、固有データ利活用アーキテクチャ設計、運用を積極的に推進。

B.技術提供テーマ:「量子アルゴリズム」

量子コンピュータの研究から生まれた世界最速・最大規模の組合せ最適化ソルバを活用したビジネスモデル開発

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(3)株式会社Revorf
———組合せ最適化ソルバを活用した創薬ソリューションの検討
(2社による共同検討)

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登壇者
     株式会社Revorf 研究員 木村 圭一
事業内容
     RNAトランスクリプト検出解析技術を用いた、外部の遺伝子診断関連企業における最先端のバイオマーカー等の開発支援、ゲノム検出解析技術と集積した非公開の疾患サンプルデータを活用した、臨床試験段階からの創薬プロセスの効率化、RNAトランスクリプトの発現変動の疾患特異性の解析を活用した、シード探索等の段階からの創薬支援、最先端のバイオインフォマティクス技術を活かし、外部企業やアカデミアとの間で感染症やヘルスケア等に関するデータ解析やAI開発を行う。

(4)アヘッド・バイオコンピューティング株式会社
———組合せ最適化ソルバを活用した創薬ソリューションの検討
(2社による共同検討)

アヘッド・バイオコンピューティング

登壇者
     アヘッド・バイオコンピューティング株式会社 取締役CTO 秋山 泰
事業内容
     東京工業大学で開発されてきたバイオインフォマティクス、機械学習(深層学習等)、高性能計算(スパコン、クラウド)の技術を統合し、創薬や大規模バイオデータ処理において複雑な問題に迅速なソリューションを提供。具体的にバーチャルスクリーニングや分子モデリングの技術を組み合わせて創薬の知的なナビゲーションを担う「IT創薬」、創薬標的の決定を支援する「タンパク質間相互作用予測」、腸内や口腔内細菌叢をはじめとする各種環境内の細菌叢メタゲノム解析を達成する「大規模ゲノム解析」を提供。

C.技術提供テーマ:「購買データ」

リアル店舗の購買データを活用した新たな価値創出

購買データ


(5)株式会社エクサウィザーズ
———需要予測サービスの検討

エクサウィザーズ

登壇者
     株式会社エクサウィザーズ
     AIプラットフォーム部 AIビジョングループ 土倉 幸司
事業内容
   「AIを用いた社会課題解決を通じて幸せな社会を実現する」をビジョンに、AIアルゴリズムやソフトウェア等の保有する100以上の技術アセットを搭載したプラットフォームであるexaBaseを活用したAIアプリケーションの共同開発や社内システムへのAI開発から実装までの提供。超高齢社会に代表される社会課題の解決に向け、AIプラットフォーム事業を行う中で抽出した汎用的な業界・社会課題を解決するためのAIプロダクトを開発・提供。

(6)株式会社DATAFLUCT
———デジタルクローンサービスの検討

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登壇者
     株式会社DATAFLUCT  CEO Founder 久米村 隼人
事業内容
     DATA LAKEを活用したデータサイエンス事業開発集団として、データ活用に関するフルスタックの技術を保持し、データ収集・分析・活用まで一気通貫で支援を行う。あらゆる業界・業種の枠を超えたパートナーとの共創による複数のSaaSビジネスの素早い立ち上げや企業のDX支援など、埋もれているデータから新たな価値を生み出し続けるビッグデータ分析を用いた未来予測により、社会・経済・技術に⼤きなインパクトを与える、新たなビジネス価値を提供。

D.技術提供テーマ:「東芝ラグビー部」

スポーツテックを活用した東芝ラグビー部のチーム強化

ラグビー部


(7)株式会社Sportip
———コンディショニングアプリによるチーム強化

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登壇者
     株式会社Sportip 武者 桜子
事業内容
   「すべての人へ、可能性を最大化する指導を」をビジョンに、個人の競技や健康の可能性を最大化するため、ITの力を駆使し個人の身体特性・身体データ・動作のデータ解析を行い、目的に応じた適切な指導を届けることのできる、一人に"ひとつ"のコーチ提供を行う。トレーニング解析やアライメントテストを可能にすることで、セラピスト・トレーナーの個人に合わせたトレーニングの提供を可能にし、指導をアップデートするアシスタントAIであるSportip Proを提供。また、オンライン通話を活用した自宅でのトレーニングの特別サポートを可能とするSportip Meetを開発中。

(8)ソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社
———AIによる怪我防止・食事管理ツールの活用

ソニーネットワークコミュニケーションズ

登壇者
     ソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社
     法人サービス事業部 事業開発担当 鶴岡 良太
  法人サービス事業部 ソリューションサービス部 蒲沢 功
事業内容
     ソニーグループでインターネット関連サービスを展開。ISPとしてSo-netやNURO光ブランドによるインターネットサービスや、家庭向けの照明やスピーカー等のIoT機器、肌解析やスポーツセンサーなどのIoTデバイス開発を通じたヘルスケアソリューション、AI開発支援ツールやAIを活用した画像判別等のデータ分析サービス、法人向けICTソリューションやスマートオフィスを提供。

成果発表会の終わりに

東芝 執行役上席常務 最高デジタル責任者 島田 太郎氏と東芝 取締役会長 綱川 智氏からの総評をいただきました。

採択企業の選定段階からも選考の状況を見てこられた島田氏は、沢山の応募に対して「実現可能性の高いアイデアがたくさんあったが、昨年よりもレベルを上げて共創プロジェクトを立ち上げたかった」という想いを語りました。さらに「この事業でしか生きていけないという人たちの気合いを非常に感じたので、我々もそういう気合いを取り込んで負けずにやっていきたい」と、ビジネスとして成立するまで諦めず、発表されたスタートアップと共に挑戦していく決意を述べられました。

綱川氏は「事業仮説のレベルアップや内容など、蓋然性を含めて全ての面で以前の発表よりもレベルアップしていると感じた」「様々なことが仮説通りにいかず事業に繋げるというのは産みの苦しみがあると思われるが、迅速に軌道修正して最後まで諦めずに頑張ってもらいたい」とエールを送りました。

最後に

サムライインキュベートでは、日本のイノベーションをスタートアップと共に切り拓いてきた実績をもとに、大手企業や自治体・行政が主導するイノベーション支援事業を提供しています。単なるコンサルティングやアドバイスに止まらず、ビジョンを共有し変革に向けて共に挑戦と試行錯誤して、成果が出るまで伴走します。

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SAMURAI INCUBATE 公式note
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