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狙うは大手企業とスタートアップの異文化融合。次世代イノベーションに欠かせない“インキュベーター”として。

※この記事はSamurai Incubateが管理するMediumで配信したものをバックナンバーとして転載しております

「ビジネスモデルや技術的な優位性を語るだけでなく、いかにして大手企業とスタートアップの連携や新規事業の創出を実現させるのかを自分の言葉で語れるようになりたい」そう語るのは入社半年を迎えた芳野貴之さん。

大手企業、コンサルティングファーム、そしてスタートアップでの勤務経験を活かして大手企業の新規事業立ち上げやイノベーション支援を手掛けている。今回は芳野さんから、大手企業とスタートアップをつなぐ役割や次世代のイノベーションを通して実現したい世界について語ってもらった。

プロフィール

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芳野 貴之 / Takayuki Yoshino
Manager Enterprise Group
大学卒業後大手メーカーにてキャリアをスタートさせ、その後コンサルティングファーム、電力系スタートアップへと転職。営業から新規事業までさまざまな業務を経験する。2019年10月サムライインキュベートに参画。Enterprise Groupのマネージャーとして日々、大手企業のイノベーション創出支援に尽力している。

正解がない。だから難しくて、面白い

―現在の仕事について教えてください

Enterprise Groupにて大手企業の新規事業立ち上げやイノベーション創出の支援に取り組んでいます。大手企業のデジタルイノベーション室やR&Dのような新規事業創出をミッションとした部署からコンサルティングの依頼をいただくこともあれば、アクセラレーションプログラムやビジネスコンテストのようにプログラムの支援をさせていただくこともあります。

私自身はコンサル系の案件を中心に仕事をしていて、クライアントの戦略にそったグローバルでのスタートアップのトレンド調査、その調査に基づいた具体的なクライアントの戦略策定、戦略策定後の実行まで幅広く支援させていただいております。さまざまなプロジェクトを常時3~5個同時並行で担当しています。

―いろんなナレッジが手に入りそうですね

サムライインキュベートとして新規事業に関する一定のフレームワークを持ちつつも、個々のクライアント事情に応じてカスタマイズをしているので、1つとして同じようなプロジェクトはないですね。また、新規事業支援をさせていただく際に、クライアント社内の組織制度等も含めた制度設計についても提案させていただくことが少なくないのですが、あるクライアントで上手くいった事例を他のクライアントでも活かせることは多いですし、個々人の経験や気付きなどを社内で定期的にシェアしているので、自分自身もどんどん成長できます。

あと私が面白いと感じるのは、新規事業やイノベーションには、既存事業とは異なったフレームワークやKPI等は存在するものの、一般的な正解がありません。その上、サムライとしても新しい支援方法やサービス等をどんどん開発していて、常にアップデートをかけながら進めていることが多いです。
そこが難しいところなんですが、サムライの面白さでもあるんですよね。

「成功のカギ」は大手企業とスタートアップの相互理解を図れるか

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―これまでの芳野さんの経験が活かせているところはありますか?

そうですね。大手メーカーとスタートアップの両方を経験しているので、カルチャーの違いをしっかりと双方に伝えられるということですね。
スタートアップはなによりもスピード感を求めますが、それはキャッシュの問題が大きかったりします。提携までに半年〜1年を費やす余裕がない場合が少なくありません。一方でスタートアップ側も、大手企業での就業経験がない場合、大手企業側の意思決定プロセス等を理解できていない場合が多いです。当然ですが数万人を超える大手企業と、10人に満たないスタートアップでは意思決定者や承認プロセスが大幅に異なりますので、その点をクリアにしないまま放っておくと話が噛み合わずに終わります。そうならないよう、しっかりと双方に寄り添い相互理解を図るのがそれぞれの立場をよく理解している私たちの重要な役割の一つです。

―逆に仕事をしていて難しいと感じることは?

「成功実績を重ねてきた大手企業の中にどうやって変化を生み出すか」ということに尽きますね。新規事業はどうしても一定の期間、一定のレベルで赤字になることが前提となります。そのため既存事業と同一の評価制度では正しく評価できないケースが非常に多いです。短期的な利益が赤字だったため、、「失敗だったね」と短絡的な結論を出されることも少なくありません。特に部署のKPIが売上や利益になっていたりするとその傾向は顕著にあらわれます。

ですからチャレンジすることを評価する制度とか、失敗を許容する文化みたいなものをあわせて設計することも重要になってくるんです。また、少し泥臭い話にもなりますが、弊社のカウンターパートとなる担当のお客様が社内でどう予算を確保できるように支援するか、どう案件をクライアント内で前向きに進められるか、調整力が問われる場面も多いです。

日本を支えてきた大手企業はスタートアップとのコラボでより活性化する

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―芳野さんがサムライインキュベートでやりたいことはなんですか?

2000年代初頭から2015年ぐらいまでは情報をデジタル化するようなサービスやイノベーション、サムライではライトテックと呼んでいるのですが、が中心の時代でした。それが2015年以降ではハードとソフトの組み合わせによるイノベーションが中心の時代になってきています。これはソフトウェア単体でなんとかなる世界ではなく、わかりやすい例でいうとトヨタさんのe-Paletteがまさにそれで、移動手段でありつつもさまざまなサービスが組み合わさって、クルマが単なるモビリティではなくエンターテイメント空間と化していますよね。

じゃあそれをスタートアップ一社で作れるかというと、まず不可能です。クルマづくりのノウハウを一からということになるとその時点で自動車会社を目指すことになり、非常にハードルが上がる。

―もはやスタートアップではなくてメーカーになってしまいます

ですよね(笑)。そこで、ハードを中心として様々なアセットを保有している大手企業とコラボレーションするという選択肢がスタートアップ側には生まれますし、大手企業にも自分達が不得手なソフトウェアをスタートアップと連携することで補う選択肢が生まれます。日本はもともと製造業を中心にハードに対して強みを持った国で、そうした大手企業が高度成長期を支えてきました。そうした大手企業の持つアセットはまだまだすごく活かせるはずですし、実際海外を含めそうした観点からコラボレーションをしたいと考えているスタートアップは少なくありません。

今後、そうした大手企業のアセットに対してソフトウェアを掛け合わることで新しいサービスを生み出す起点にできるんじゃないか。そうすることで日本発の世界初となるイノベーションを創り出せるのではないかと考えています。その橋渡しこそサムライがやりたいことでもあり、私自身がサムライでやりたいことでもあります。

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―日本を盛り上げたい、という思いをお持ちなんですね

父親の仕事の関係で幼い頃から海外生活が長く、ヨーロッパ、シンガポール、日本と様々な地域に住んでいましたが、どの国にも良さがあると思いますし、日本には日本にしかない良さがあると感じました。でもニュースや経済誌などでは日本は30年間成長していないとか、衰退の一途を辿っているとか言われ、日本に対する否定的なコメントが溢れています私自身は日本がすごく好きなので、もっと日本が盛り上がれるような取り組みをどんどん作っていきたい、と思っているんです。

社内だけでなく社外への想いも込めたメッセージ

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―代表の榊原さんも本気で日本を良くしたいとお考えですよね

榊原は日本というか、地球全体をインキュベートしたいと言っているので規模感が違いますが(笑)。そのためにどうあるべきか、スキルというよりももっと大きな人間としてのあり方について言語化されているのが『志勇礼誠』という行動規範だと思います。

これまでの会社にもビジョンみたいなものはありました。でもどちらかというと内向きのものが多かった。会社として、社員にこうあってほしい、というようなメッセージですね。その点、サムライの『志勇礼誠』は社外に対してもどういった価値を出していくのか、クライアントに対してどうあるべきか、という外向けのメッセージも含まれていると思います。

―社内ではどんなメンバーが活躍しているんですか?

何事もポジティブに取り組むメンバーが多いですね。あと、フットワークが軽い。コンサルの時もスタートアップ調査を何度か経験しているのですが、そんなにガツガツとスタートアップに対して直接コンタクトを取るようなことりはしなかったんです。でもサムライのメンバーはとりあえず話を聞きに行こう、というスタンス。組めるかどうかは置いておいて、まずアクションがデフォルトなんです。

あと、結構ぶっとんだアイデアでも積極的に出せる。それに対して面白いね!という前向きな意見が返ってくることがほとんど。突拍子もないアイデアに対しても否定から入る人がいないんです。

クライアントへの提案も、まず何がやりたいのか、というビジョンを最重要視して、それを実現するためにはたとえ難しいことであっても実行するという本質を見据えたものが多いですね。現実的にはこのあたりが落とし所ですね、みたいな話を好むメンバーは少ないです。

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―ありがとうございます。最後に新しく仲間になる方へひとことお願いします
お互い気兼ねせずに本音で話せる環境です。自分の意見を持っている方、自分の考えで動ける自走力のある方にはピッタリだと思います。あと、採用の際にはスキルや経験ももちろんですが、熱意もとても重視されます。
サムライで何を成したいか、自分の描いている世界観をどうサムライで実現していきたいか、といったパッションをお持ちの方と一緒に仕事がしたいです。

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