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サステナブルな投資事業を続けるには。金融出身メンバーが語るサムライインキュベートの可能性

「私の役割はサムライインキュベートをサステナブルな投資ができる企業にしていくことです。」

銀行、政府系機関というキャリアからサムライインキュベートに入社したシニアマネージャーの久保さん。彼がサムライインキュベートを選んだ理由は何だったのでしょうか。そして彼の語る会社での役割とは。

サムライインキュベートでは現在、投資部門で共に働き活躍してくれる仲間を募集しています。今回のインタビューでは、10月にジョインした久保さんに転職社員から見た現場のリアルについてお話を伺っていきます。

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久保 浩成 / Hiroshige Kubo
Senior Manager Fund Controller
1982年高知県出身。2006年銀行に入行し、主に法人融資、中小企業経営支援を行う。
その後ベンチャーキャピタルに出向し、国内のベンチャー企業を対象とした投資業務を経験し、独立行政法人中小企業基盤整備機構にてベンチャーファンドへの出資、モニタリング業務を担当。
2019年10月にサムライインキュベートに参画し、Fund Controllerとしてファンド管理業務を行う。

銀行・政府系機関のキャリアからサムライインキュベートにジョインした理由

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— 久保さんがサムライインキュベートにジョインした経緯を教えてください。

実はサムライインキュベートは前職の会社の出資先だったんです。
転職の経緯を話すと銀行時代のキャリアに遡ります。私はメガバンクと地方銀行合わせて9年のキャリアがあって、そのうちの4年はVCに出向をしてきました。

地方銀行に勤めている時に、本当に資金に困っている人にお金を貸せないジレンマや、経営をしたことがない人間が経営を語ることに違和感を感じていて……それで経営陣に経営コンサルの仕事をしてみたいと話したら、VCへの出向の機会がもらえたんです。生命保険系のVCや銀行グループ会社のVCに合わせて4年くらい出向させてもらいました。

そして実は銀行からの転職のきっかけになったのが代表の榊原なんです。当時47都道府県を周るサムライインキュベートのピッチイベントを手伝ったのがきっかけで、榊原と知り合い、自身のキャリアについて相談し、起業家への支援に対する思いについてコミュニケーションをするなかで転職を決断したのです。

しかし大企業にしか勤めたことがなく、ベンチャー投資の経験が十分でなかったこともあり、VCへの転職について悩んでいたところ、数多くの日本のベンチャーファンドに出資をし、日本のVC業界が見渡せる中小企業基盤整備機構の存在を知り、2015年に入構しました。

そこで私が中小機構に入社して一番最初に出資審査を担当した案件がサムライインキュベートのファンドだったんです。本当に偶然で、榊原のことは当時から知っていましたが、そこからサムライインキュベートとのより密な関係が始まりました。

ずっとGPとLPの関係で仕事をしていたのですが、2年ほど前にサムライインキュベートが組織を変革する時期がありました。チームアップをするために必要な人材を集めていたときに、経営パートナーの長野と出会い、私の業界への熱意を聞いて意気投合し、GPとLPの関係ではありながら、ディスカッションをしてお互いの解像度を深めていきました。

サムライインキュベートに感じた可能性

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— サムライインキュベートのどんなところに惹かれたのでしょうか?

私はサムライインキュベートの愚直さに惹かれました。

自分が儲けることを優先するのではなく、社会課題の解決をすることで経済的リターンも実現できることの証明を愚直にやっていたところですね。榊原をロールモデルにして人を巻き込み、その思いに賛同するファンを作ってどんどん支援の輪を広げていくという愚直さに惹かれるところがありました。

一方で自分がサムライインキュベートの足りないところを補いたい思いもありました。サムライインキュベートにはオフェンシブな人が多く、機関投資家目線だとお金を預けることへの安心感が不足していると感じる部分があったのです。当時はガバナンスが利かせられる人材で、この業界にリスクテイクのできる人はほとんど存在しませんでした。

私の持つ経験やノウハウ、ネットワークで組織の課題を解決することで、サムライインキュベートのVCとしてのプレゼンスを向上させられる可能性を感じて、2019年10月に満を辞してジョインしました。

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— 実際にサムライインキュベートに入ってからのギャップはありましたか?

この規模の人数がいると、普通の企業だとチーム間での不和があることも多いのですが、サムライインキュベートは全員の向いてるベクトルが同じで一体感があったことですかね。もちろん個々にそれぞれの想いはありますが、会社の目指すコンセプトに合致した人が集まっていて、みんながそれに向かって全力投球している。サムライインキュベートもまたベンチャー企業でありながら、ここは思った以上に組織立っている印象がありました。

一方でオフェンシブな人を好んで採用しているので、課題だと思っていたガバナンスに関しては想像以上に統制できていない部分もありましたね(笑)社内でこういった苦言を呈することができるのも、建設的に意見交換ができる良い風土だと思ってます。

金融出身だからこそできる会社での役割

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— サムライインキュベートのコンセプトを久保さんなりに言語化をするとどういうものですか?

「できるできないでなく、やるかやらないかで世界を変える」はまさにサムライインキュベートに当てはまっていると思っています。

さらに『志勇礼誠』という武士道の精神に則った起業家、投資家のマインドを持ち続けることを榊原が一番大事にしており、この言葉がまさに彼の性格を表していると思っています。

しかし永続的な投資事業を実現するためには、精神論だけでは続かないこともあるのが現実です。

シード投資は、投資をしてから回収するまでのリードタイムが長いこともあり、過去に設立した小規模なファンドの成績が、今になって成果として現れていますが、これら小さなファンドの実績は、大きなファンドを設立する上で、必ずしもその成功の再現性を証明するには十分なインパクトではありません。また今のトレンドに沿った投資の成功の蓋然性を説明する上でも、特に機関投資家の方々からはロジカルに理解がされにくく、出資することの魅力を感じてもらうことが難しいです。

だから、サムライインキュベートの良さやコンセプトを残しながらも、プロの投資家としてファンド運営ができるところを見せていくのが、私や執行役員の本間の役割だと思っています。

— これから久保さんがやっていきたいことを教えてください。

サムライインキュベートをサステナブルな投資ができる企業にしていくことです。

弊社への世間のイメージは様々ですが、榊原という象徴やイスラエルやアフリカに行っている話題性の強いファンドというイメージもあり、それが注目を浴びてお金が集まっている部分もあります。

しかしそれだと持続性のある投資はできません。サムライインキュベートが目指すビジョンのためには、持続的な投資機能が必要であり、それを実現するためには、業界における一定の存在感が必要になります。スマートな目線で、サムライインキュベートをそこまで持ち上げるのが自分にできる役割だと思っています。

これまでもメガバンクや保険会社など機関投資家に対してマーケティングをしてきましたが、決定打に至らなかったのはIRや投資戦略に関する説明が不十分であったからだと思っているんです。

そこで私のバックグラウンドなども活かしながら、大企業や機関投資家が求める安心感を与えられれば、世間で持たれているサムライインキュベートの印象が良い意味で変わるんじゃないかと。そうすることでサムライインキュベートが起業家や業界に与える影響がより大きくなって、私たちのやりたいことが伝わっていくと思うんです。

これから一緒に働く仲間に求める力とは

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— 新メンバーに期待することはありますか?

世界を変える、社会的課題解決するのような同じ志を持っている人でないと、今のサムライインキュベートのメンバーと一緒の目線で仕事をしていけないとは思いますね。

また、私のポリシーでもあるのですが、熱い思いに根ざした活動をしながら判断をクールにできる人がマネジメント層においては求められているかなと思っています。オフェンシブな要素ももちろん必要ですが(笑)

サムライインキュベートはチームビルディングやビジネスモデル構築なりをマネジメントして、投資先を育てていくタイプのVCではありますが、一定のサイズのファンドを運営していく上では、ファイナンスやテクノロジーに関するリスクを無視するわけにはいきません。ファンド全体のポートフォリオや投資案件を俯瞰し、そこに存在するリスクが直感的に分かる人に、ファンドのマネジメント及び投資戦略の立案をして欲しいですね。

また、投資が個人の経験に頼った職人技なのが業界のボトルネックと言われることもありますが、私は職人が増えていかない仕組みの方に問題があると思っているんです。だから、これからはチームの経験やノウハウを共有し、伝授できるものにした上で、個々の強みやエッセンスを加えていく仕組みを社内に作りたいと思っています。
私も投資の歴が長くありませんが、中小機構で様々なキャピタリストの判断軸やスタートアップのファイナンスを見たことが経験になっています。そういう一人ひとりが持っている知見を共有してキャッチアップできる環境を作ること、それにやりがいを感じて取り組んでもらえる人と一緒に仕事をしたいです。

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— 最後に一言、メッセージをお願いします!

投資は金融工学を駆使するようなイメージがあるかもしれませんが、実は人の思いが重要であり、その思いに愚直に取り組んでいくことで経済的・社会的リターンを得ていく、人間臭いすごく前向きな仕事だと思っています。

VCはスマートなビジネスに見えがちですが、根本はレガシーな精神の下に成り立ち、個の想いを人に伝えていくことをモットーにしているビジネスです。そこに熱い想いを持っている人と仕事ができたら嬉しいです。

サムライインキュベートでは、共に世界を変える仲間を募集しています。
「できるできないでなく、やるかやらないかで世界を変える」
その志を持った人達による行動の積み重ねが、今の世界を創っていると思っています。
この志を胸に、「全人類がそれぞれの幸福で満たされる世界」の実現を共に目指すあなたの挑戦をお待ちしています。

※この記事はSamurai Incubateが管理するMediumで配信したものをバックナンバーとして転載しております


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<文・写真=えるも(石橋 萌)>

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